「暖かい」と「温かい」の使い分けポイントは2つあり、「①反対語を当てはめる」と「②体のどこで感じるか」になります。
使い分け① | 使い分け② | 意味の違い | |
暖かい | 反対語「寒い」が当てはまる場合に使われる | 体全体で感じるあたたかさを表す時に使われる | 暑くも寒くもないこと。 |
温かい | 反対語「冷たい」が当てはまる場合に使われる | 体の一部分で感じるあたたかさを表す時に使われる | 熱くも冷たくもないこと。 |
○「暖かい部屋」⇄「寒い部屋」
×「温かい部屋」⇄「冷たい部屋」
○「温かいスープ」⇄「冷たいスープ」
×「暖かいスープ」⇄「寒いスープ」
英語表現など、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
暖かいと温かいの違いとは?
読み方
暖かい・・あたたかい
温かい・・あたたかい
意味の違い
暖かい・・気温や気候が、暑くも寒くもないこと。
温かい・・ものの温度や体温が、熱くも冷たくもないこと。
「暖かい」と「温かい」それぞれの意味
「暖かい」の意味
「暖かい」の意味は、「暑くも寒くもなく、ちょうどいいこと」です。
気温や気候など、体全体で感じるあたたかさを表す時に使われます。
また、お金が十分にあることを表す時にも使うことができる言葉です。
○「懐(ふところ)が暖かい」⇄「懐(ふところ)が寒い」
×「懐(ふところ)が温かい」⇄「懐(ふところ)が冷たい」
- 外は寒いけど、家の中はとっても暖かくて快適です。
- 私は、暖かい色の洋服が好きです。
「温かい」の意味
「温かい」の意味は、「熱くも冷たくもなく、ちょうどいいこと」です。
手で触ったり、食事をしたりする際に、直接体の一部分で感じることができるようなあたたかさを表す時に使われます。
また、「思いやりのある気持ち」など、人の気持ちを表す時に使うこともできる言葉です。
○「心が温かい人」⇄「心が冷たい人」
×「心が暖かい人」⇄「心が寒い人」
- 体を冷やさないために、温かい飲み物を飲むようにしている。
- 辛い時、彼女の温かいメッセージに何度も励まされた。
暖かいと温かいの使い分け
「暖かい」と「温かい」の使い分けポイントは2つあり、「反対語を当てはめる」と「体のどこで感じるか」で使い分けることができます。
使い分け(反対語を当てはめた場合) | 使い分け(体のどこで感じるか) | |
暖かい | 反対語「寒い」が当てはまる場合に使われる | 体全体で感じるあたたかさを表す時に使われる |
温かい | 反対語「冷たい」が当てはまる場合に使われる | 体の一部分で感じるあたたかさを表す時に使われる |
暖かいと温かいの英語表現
「暖かい」と「温かい」の英語表現は、どちらも「warm」になります。
英語表現 | |
暖かい | warm |
温かい | warm |
- 暖かい服・・・warm clothes
- 温かいスープ・・・warm soup
サマリー
使い分け① | 使い分け② | 意味の違い | |
暖かい | 反対語「寒い」が当てはまる場合に使われる | 体全体で感じるあたたかさを表す時に使われる | 暑くも寒くもないこと。 |
温かい | 反対語「冷たい」が当てはまる場合に使われる | 体の一部分で感じるあたたかさを表す時に使われる | 熱くも冷たくもないこと。 |
- 使い分けのポイントは「反対語を当てはめる」と「体のどこで感じるか」の2つ
- 「暖かい」は、気温や気候が暑くも寒くもないこと
- 「温かい」は、ものの温度や体温が熱くも冷たくもないこと