違いと使い分け!

一覧表にすれば簡単にわかる会う・逢う・遇う・遭う・合うの違い

会う・逢う・遇う・遭う・合うの違いは、以下の通りです。

意味の違い 使い分け
会う 人に「あう」 人と人とがあうすべての場面で使われる
逢う 恋人や好意を抱いている人にあうことを表す時に使われる
遇う 物事に「あう」 好ましい物事にあうことを表す時に使われる
遭う 好ましくない物事にあうことを表す時に使われる
合う 物事が「あう」 複数のものが一つになる、一緒になることを表す時に使われる

用例など、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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会う・逢う・遇う・遭う・合うの違いとは?

「会う」の意味

「会う」の意味は、「人と人が顔を合わせる」です。会う人数は、一人でも複数でも使えます。「会う」は常用漢字で、もう一つの人と会うことを表す言葉「逢う」は常用外漢字なので、テストなどの教育現場や新聞、公的な文書で「人とあう」ことを表す時は、全て「会う」が使われます。

  • 人と会うのは緊張する
  • 明日、友達と会う予定だ

「逢う」の意味

「逢う」の意味は、「会う」と同じく「人と人が顔を合わせる」です。違いはあう人数で、「逢う」は一人の相手と対面する時に使われます。あう相手も、恋人や好意を抱いている人にあうことを表す言葉で、「偶然あう」という意味も持つ言葉です。

常用外漢字になるので、私的なメールや手紙で使うことができる言葉です。

  • 今の彼とは、職場で逢った
  • 恋人に逢いたい

「遇う」の意味

「遇う」の意味は、「好ましい物事が身に起こること」です。好ましいことにのみ使われる言葉で、好ましくないことには使えません。思いがけず、嬉しい物事に出くわすことを表す言葉です。

  • 先日買い物に行ったら、ばったり幼なじみに遇うことができて嬉しかった
  • 旅行先で、たまたま大好きな芸能人と遇えた

「遭う」の意味

「遭う」の意味は、「好ましくないことが身に起こること」です。好ましくないことにのみ使える言葉で、好ましいことには使えません。思いがけず、好ましくないことが身に降りかかることを表す言葉です。

  • 昨晩、交通事故に遭ってしまった
  • 旅行中にスリに遭ってしまった

「合う」の意味

「合う」の意味は、「物事が一つになる・一緒になる」です。二つ以上のものが一つになること、調和すること、一致することを表す時に使われる言葉です。

  • 足が大きくて、なかなかサイズが合う靴が見つからない
  • 彼女とは、出会った時から気が合った

会う・逢う・遇う・遭う・合うの使い分け

使い分け
会う・逢う 人にあう時に使われる 

  • 「会う」は人と人があう全ての場面
  • 「逢う」は恋人や親しい人にあうこと
遇う・遭う 物事にあう時に使われる

  • 「遇う」は好ましい物事にあうこと
  • 「遭う」は好ましくない物事にあうこと
合う 物事が一つになる一緒になる時に使われる

 
 

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サマリー

意味の違い 使い分け
会う 人に「あう」 人と人とがあうすべての場面で使われる
逢う 恋人など好意を抱いている人にあうことを表す時に使われる
遇う 物事に「あう」 好ましい物事にあうことを表す時に使われる
遭う 好ましくない物事にあうことを表す時に使われる
合う 物事が「あう」 複数のものが一つになる、一緒になることを表す時に使われる

「会う」と「逢う」は人があう、「遇う」と「遭う」は物事にあう、そして「合う」は物事が一つになる、一緒になることを表す時に使われる言葉です。