違いと使い分け!

「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いは「主原料」と「食される地域」

「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いは、「主原料」と「食される地域」です。関東地方以外の人の中には、「ちくわぶ」を全く知らないという人も少なくありません。

  主原料の違い 食される地域の違い
ちくわ 魚のすり身 全国
ちくわぶ 小麦粉 主に関東地方

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いとは?

ちくわ(竹輪)」と「ちくわぶ(竹輪麩・竹輪麸)」は、どちらも真ん中に穴が開いている食品という共通点があります。

代表的な違いはあります。

  1. 主原料の違い
  2. 食される地域の違い
  3. 食べ方の違い
  4. 歴史の違い

これら1つ1つについて詳しく説明しています。

1、主原料の違い

  主原料の違い
ちくわ 魚のすり身
ちくわぶ 小麦粉

2、食される地域の違い

  食される地域の違い
ちくわ 全国
ちくわぶ 主に関東地方

3、食べ方の違い

  食べ方の違い

ちくわ

多様:万能食材

 

  • そのまま食べる
  • 焼く
  • 揚げる
  • 煮る
  • 炒める

ちくわぶ

主におでん種として食べられる

  • 煮る

 

4、歴史の違い

  歴史の違い
ちくわ

安土桃山時代後期には、板の上に魚のすり身をのせた「かまぼこ」が作られていたとされています。

板つきのものを「かまぼこ」、それと区別するために棒状のものを「ちくわ」と呼ぶようになったそうです。

ちくわぶ

発祥についてははっきりとした記録がないため、諸説あります。

有力とされているのが、1923年に起きた関東大震災がきっかけというものです。大きな被害があった関東には、全国から援助の手が差し伸べられました。

その中で、関西の料理人がふるまった炊き出しのメニューに「関東煮(おでん)」があり、京都では欠かせない具材の「生麩」がなかったため、小麦粉で代用。それがのちに「ちくわぶ」になったと言われています。

「ちくわ」と「ちくわぶ」それぞれの意味

「ちくわ」とは

「ちくわ」は、「魚肉練り製品」です。「スケトウタラ」や「サメ」などのすり身を棒状のものに巻き付け、蒸したり焼いたりして作られます。

切り口が竹のように見えることから「竹輪」と名付けられたそうです。

「ちくわぶ」とは

「ちくわぶ」は、「小麦粉で作ったお麩」です。小麦粉を水で練り、棒などに巻きつけて蒸して作られます。

「ちくわ」に似せた「お麩」なので、「ちくわぶ」と呼ぶそうです。

魚のすり身が高価だった時代に、「ちくわ」の代用品として安価な小麦粉で作られたという説もあります。

揚げない!簡単!「ちくわの磯辺焼き」の作り方!

揚げない」ため、少量の油で作れる簡単レシピです!

材料 】( 2人前 )

  • ちくわ…4本
  • 小麦粉…大さじ2〜3
  • 水…大さじ2〜3
  • 青のり…適量
  • ごま油…適量
  • マヨネーズ…適量
  •  

作り方

  1. ちくわを3等分位に切ってボウルに入れ、小麦粉をまぶす
  2. 水を加えて絡め、最後に青のりを混ぜ合わせる
  3. 熱したフライパンにごま油と2を入れ、衣がカリッとするまで両面焼く
  4. マヨネーズ添えて完成!

 
 

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サマリー

  • 「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いは、「主原料」と「食される地域
  主原料の違い 食される地域の違い
ちくわ 魚のすり身 全国
ちくわぶ 小麦粉 主に関東地方