「知識」と「知恵」と「見識」の違いは、以下の通りです。物事の理解の度合いは、知識 < 知恵 < 見識 と深くなっていきます。
理解度 | 意味の違い | 用例:パソコンの場合 | |
浅い | 知識 | 学習や観察を通じて得た事実やデータ | パソコンの便利な使い方を知っている |
⬇︎ | 知恵 | 知識を適切な場面で活用できる能力 | パソコンを上手に使い、仕事を効率化できる |
深い | 見識 | 知識や知恵をより深め、物事の本質を捉えることができる能力 | 誰も思い付かないようなパソコンの活用方法を発見し、社会に影響を与える
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より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
「知識」と「知恵」と「見識」の違いとは?
読み方
知識・・ちしき
知恵・・ちえ
見識・・けんしき
意味の違い
意味の違い | |
知識 | 知っていること |
知恵 | 理解し、適切な場面で活用することができる能力 |
見識 | 知識や知恵をより深め、物事の本質を捉えることができる能力 |
「知識」と「知恵」と「見識」それぞれの意味
「知識」の意味
「知識」とは、「学習や実験などから得られた事実やデータのこと」です。
- 彼は法律に関する知識が豊富だ。
- 何事も、正しい知識を得ることが重要だ。
- 学生時代に深めた知識が、社会に出てから役に立っている。
「知恵」の意味
「知恵」とは、「知識を適切な場面で活用できる能力」です。
「知識」として得たものを理解し、それを活用できてはじめて「知恵」になります。
- おばあちゃんの知恵は本当に素晴らしい!
- 知恵を働かせて、困難を乗り越えた。
- みんなの知恵を絞り出して、問題を解決した。
「見識」の意味
「見識」とは、「物事の本質を深く見通せる能力」です。
「知識」や「知恵」をより深め、物事の本質を捉えることができる能力に対して使われる言葉です。
- 彼はまだ若いが見識がある。
- あの教授は、幅広い見識をお持ちだ。
- 彼は確かな見識を持っている。
「知識」と「知恵」と「見識」の使い分け
使い分け | |
知識 | ただ知っているだけのことに対して使われる |
知恵 | 知識を適切な場面で活用できる能力に対して使われる |
見識 | 知識や知恵をより深め、物事の本質を捉えることができる能力に対して使われる |
「知識」と「知恵」と「見識」の英語表現
英語表現 | |
知識 | Knowledge |
知恵 | Wisdom |
見識 | Insight |
三織:「知識」「見識」「胆識」
こういった分類の仕方もあります。
意味 | |
知識( ちしき ) | 知っていること |
見識( けんしき ) | 知識を消化し自分のものにしたもの |
胆識( たんしき ) | 行動力や実行力を伴う見識のこと |
サマリー
理解度 | 意味の違い | 用例:パソコンの場合 | |
浅い | 知識 | 学習や観察を通じて得た事実やデータ | パソコンの便利な使い方を知っている |
⬇︎ | 知恵 | 知識を適切な場面で活用できる能力 | パソコンを上手に使い、仕事を効率化できる |
深い | 見識 | 知識や知恵をより深め、物事の本質を捉えることができる能力 | 誰も思い付かないようなパソコンの活用方法を発見し、社会に影響を与える
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