だいたいの範囲を表す時に使われる「代」と「台」の違いは、「使う対象」です。「代」を使う対象は「年齢と年代」、それ以外のものは全て「台」が使われます。
ただし「代」と「台」それぞれに例外があります。
- 「代」が「年齢と年代以外」で使われる例外ケース
- 「台」が「年齢にも」使われる例外ケース
違い:対象 | 使い分け | |
代 |
年齢と年代限定 |
「年齢や年代」のだいたいの範囲を表す時に使われる |
台 |
年代以外全て
|
「様々なもの」のだいたいの範囲を表す時に使われる
|
「例外ケース」など、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
「代」と「台」の違いとは?
読み方
代・・だい
台・・だい
違いは使われる「対象」!
「代」を使う対象は「年齢と年代」、それ以外のものは全て「台」が使われます。ただし、例外として「台」は年齢を表す時にも使われるため、「台」は年代以外全てで使われるということになります。
使われる対象の違い | |
代 | 年齢と年代のみ |
台 | 年代以外全て |
年齢に使う時の「代」と「台」の違い
年齢には「代」と「台」の両方使えます。ただし、「台」を使うときは、「数値」と「台」の間に助数詞の「歳」を入れないといけません。
また「台」の方には「大台に乗る」という意味があり、使われ方に微妙な違いがあります。
違い:助数詞の有無 | 使い分け | |
代 |
無:つかない 【例】30代 |
30代:だいたい30歳〜39歳のこと |
台 |
有:つく 【例】30歳台 |
30歳台:30歳の大台に乗り、次の大台までの範囲のこと |
「代」と「台」それぞれの意味
「代」の意味
「代」は、「年齢と年代のだいたいの範囲」を表す時に使われる言葉です。
年齢に使う場合は、年齢を10年ごとに区切る意味で使います。
- 20代・・20歳〜29歳
- 30代・・30歳〜39歳
年代に使う場合は、10年、100年、1000年区切りで使われますが、10年区切りで使われることが多いです。
- 1890年代(10年区切り)・・1890年〜1899年
- 1800年代(100年区切り)・・1800年〜1899年
- 2000年代(1000年区切り)・・2000年〜2999年
「台」の意味
「台」は、「数量のだいたいの範囲」を表す時に使われる言葉です。
「年代」以外の「金額・時間・スピード・体重・血圧」といった様々なものに対して使われます。
- 金額:100円台
- 時間:10時台
- スピード:100キロ台
- 体重:50キロ台
- 血圧:110台
「台」を使う時には、基本的には「数値」と「台」の間に助数詞が入ります。「助数詞」とは、「何を数えているか」を表す「円」「時」「キロ」などのことです。
ただし、血圧などのように「単位が難しい」という理由で「助数詞」が省略されることもありますが、年齢に使うときは、必ず「(数値)歳台」と「歳」を入れる必要があるので、注意が必要です。
- ○ 30歳台
- ✖️30台
「代」と「台」の使い分け
使い分け | |
代 |
「年齢と年代」のだいたいの範囲を表す時に使われる |
台 |
「年代以外全て」のだいたいの範囲を表す時に使われる |
「代」と「台」の例外ケース
「代」の例外ケース
「年齢と世代以外」でも使われる
「代」は、「何番目」という意味で「家督(かとく)」や「年齢以外の世代」にも使われます。「家督(かとく)」とは「その家の長」という意味です。
- 第8代目当主:家督(かとく)
- 2代目iphone:年齢以外の世代
「台」の例外ケース
「年齢にも」使われるケース
「台」は、基本「代」を使う対象以外全てで使われる言葉ですが、例外ケースとして「年齢にも」使われます。
サマリー
- だいたいの範囲を表す時に使われる「代」と「台」の違いは、「使う対象」。
- 「代」を使う対象は「年齢と年代」、それ以外のものは全て「台」が使われる。
-
ただし「代」と「台」それぞれに例外がある
違い:対象 | 使い分け | |
代 |
年齢と年代限定 |
「年齢や年代」のだいたいの範囲を表す時に使われる |
台 |
年代以外全て
|
「様々なもの」のだいたいの範囲を表す時に使われる
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