ドリア」と「グラタン」の違いは、「ライス(お米)の有無」と「発祥地」です。

  違い:ライス(お米)の有無 違い:発祥地
ドリア 入っている 横浜
グラタン 入っていない フランス

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「ドリア」と「グラタン」の違いとは?

「ライス(お米)の有無」の違い

  ライス(お米)の有無の違い
ドリア 入っている
グラタン 入っていない

発祥地の違い

  • ドリア」は、昭和2(1927)年に、横浜のニューグラウンホテルで誕生しました。
  • グラタン」は、フランスのドーフィネ地方の郷土料理です。
  発祥地の違い
ドリア 横浜のニューグランドホテル
グラタン フランスのドーフィネ地方の郷土料理

名前の由来の違い

  • ドリア」という名前は、16世紀に活躍したジェノバの名門貴族「ドーリア家」の、海軍提督「アンドレア・ドリア」に由来するとされています。
  • グラタン」という名前は、フランス語で「削り取る」という意味のgratter(グラッター)に由来するとされています。
  名前の由来の違い
ドリア ジェノバの提督「アンドレア・ドリア
グラタン フランス語で「削り取る」という意味のgratter(グラッター)

「ドリア」と「グラタン」それぞれの意味

「ドリア」の意味

「ドリア」は、「チキンライスやバターライスなどのライスの上にホワイトソースやチーズをかけ、オーブンで焼いた料理」です。

横浜にある「ホテルニューグランド」で初代総料理長を務めた「サリー・ワイル氏」が考案したとされています。

体調を崩した外国人客のために、何か喉の通りのいいものをと即興で生み出し、提供した料理だと言われています。その時に提供されたものは、バターライスに、芝エビのクリーム煮とホワイトソースをかけ、オーブンで焼き上げたものだったそうです。

「グラタン」の意味

「グラタン」は、「お肉や魚介類、野菜やマカロニなどをホワイトソースで絡め、チーズで乗せてオーブンで焼き上げた料理」です。

フランスのドーフィネ地方が発祥と言われており、「グラタン」は元々フランス料理における調理法の一つで、「オーブンを使用して、表面を焦がすように仕上げた料理」という意味があります。

横浜「ホテルニューグランド」発祥の料理は「ドリア」だけじゃない?

ホテルニューグランドで誕生し、全国へ広まった料理!

昭和2年に開業した、横浜で唯一のクラシックホテル「ホテルニューグランド」で誕生し、全国に広まったとされる料理は「ドリア」だけではありません。

実は、「スパゲッティナポリタン」と「プリンアラモード」もホテルニューグランド発祥の料理で、今でも本館1階の「コーヒーハウス」でこれらの料理を食べることができます。

「ホテルニューグランド」のシーフードドリア

参考:ホテルニューグランド「発祥グルメ」

10月29日は「ドリアの日!」

ホテルニューグランドは、毎年10月29日を「ドリアの日」とすることを制定し、2021年7月1日に日本記念日協会にて正式に認定を受けました。

「ドリア」を考案した「サリー・ワイル氏」が、日本に来日した日が10月29日!

日本生まれの「ドリア」の歴史をより多くの人に周知されるきっかけとなって欲しい、その美味しさが末永く愛され続けるようにという願いを込めて、この日を「ドリアの日」と制定したそうです。

参考:ホテルニューグランド プレスリリース

伝説のシェフと呼ばれた「サリー・ワイル」とは?

伝説のシェフは、スイス人!

ワイルがいなければ、日本の西洋料理界の発展は数十年遅れただろう」とも評される伝説の料理人「サリー・ワイル氏」は、1897年生まれのスイス人!

彼が初めて来日したのは1927年30歳の時でした。

当時日本は、関東大震災からの復興の最中でした。中でも横浜の被害が大きく、横浜復興のシンボルとして廃墟の中に建てられたホテルが「ホテルニューグランド」でした。

その初代総料理長として、当時の日本の西洋料理界における常識を覆す、さまざまな改革を実行。

ホテルの評判は日増しに高まり、昭和初期の食通達は、彼の作った料理を味わおうと、ホテルニューグランドに通い詰めたそうです。

第二次世界大戦で大きく変わってしまった彼の人生

しかし、第二次世界大戦で彼の人生は大きく変わってしまいます。1944年、外国人ということで防諜(ぼうちょう)と身辺保護の名目のもと軽井沢に疎開させられ、食料の調達や配給の仕事に従事することに。慣れない労働や、夏の避暑のために設計された軽井沢の家での冬の厳しい寒さに耐える日々の中、喘息で体調を崩してしまいます。

終戦によって解放された後も、ホテルがGHQに接収されたため職場への復帰は叶わず、翌年、故郷スイスへ帰国することに。

スイスに帰国した時点ですでに50歳を過ぎていた彼は、スイスでは料理人としての成功を得ることは叶わず、食料品会社の営業マンとして働いたそうです。

彼の生涯と功績を丹念に追った単行本!

2005年に、彼の生涯と功績を丹念に追った単行本が発売されましたが、その後しばらく絶版になっていたそうです。それが、2013年にkindle化

2015年には、文庫版が出ています。

 

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サマリー

  • ドリア」と「グラタン」の違いは、「ライス(お米)の有無」と「発祥地
  違い:ライス(お米)の有無 違い:発祥地
ドリア 入っている 横浜
グラタン 入っていない フランス

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