違いと使い分け!

「筆者」と「著者」決定的な違いは2つ!「作者」との違いは?

筆者」と「著者」の決定的な違い2つあります。

  1. 書籍化の有無
  2. 文中で一人称(自分自身を表す表現)として使えるか
1、書籍化の有無 2、文中で一人称として使えるか
筆者 :書籍化されていない 使える

⭕️筆者はこう考える

著者 :書籍化されている 使えない

✖️著者はこう考える

筆者・著者」と「作者」の違いは、「文章限定」か「文章以外も含まれる」かです。

筆者・著者」は「文章を書いた人」に使われるのに対し、「作者」は文章に限らず芸術作品を作った人」に使われる言葉です。

意味の違い 使い分け
筆者・著者 文章を書いた 文章を書いた人限定で使われる
作者 芸術作品を作った 文章以外の芸術作品を作った人にも使われる

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

スポンサーリンク

「筆者」「著者」「作者」の違いとは?

読み方

筆者・・ひっしゃ
著者・・ちょしゃ
作者・・さくしゃ

意味の違い

意味の違い
筆者 文章を書いた
著者 を書いた
作者 芸術作品を作った

「筆者」「著者」「作者」それぞれの意味

「筆者」の意味

「筆者」とは、「文章を書いた人」のことです。学校の作文や日記など、出版されていないものを書いた人を表す時に使われます。

筆者は…」のように、文中で自分自身を表す表現(一人称)として使えます。

  • ブログの筆者
  • 読書感想文の筆者
  • レポートの筆者

「著者」の意味

「著者」とは、「本を書いた人」のことです。「出版物を書いた人」を指す言葉で、その出版物に名前が載っている人のことを表す言葉です。

著者は…」のように、文中で自分自身のことを表す表現(一人称)として使うことはできません。あくまで「第三者が呼ぶ表現」です。

  • この本の著者は…
  • 著者
  • 同じ著者の本

「作者」の意味

「作者」とは、「芸術作品を作った人」のことです。

文章からなる作品だけでなく、絵画や彫刻、その他の芸術作品を作った人を表す時にも使われる言葉です。

  • 漫画の作者
  • 彫刻の作者
  • 絵画の作者

「筆者と著者」と「筆者・著者と作者」の使い分け

「筆者」と「著者」の使い分けポイントは2つ

1、書籍化の有無による使い分け 2、文中での使い方による使い分け
筆者 書籍化されていない文章を書いた人に使われる 文中で自身を表す言葉として使われる

⭕️筆者はこう考える

著者 書籍化されている文章を書いた人に使われる 文中で自身を表す言葉として使われない

✖️著者はこう考える

「筆者・著者」と「作者」の使い分け

使い分け
筆者・著者 文章を書いた人限定で使われる
作者 文章以外の芸術作品を作った人にも使われる

「筆者」「著者」「作者」の英語表現

英語表現
筆者 writer  ( ライター )
著者 author ( オーサー )
作者 author ( オーサー)

 
 

スポンサーリンク

サマリー

  • 筆者」と「著者」の決定的な違い2つある。
  1. 書籍化の有無
  2. 文中で一人称(自分自身を表す表現)として使えるか
1、書籍化の有無 2、文中で一人称として使えるか
筆者 :書籍化されていない 使える

⭕️筆者はこう考える

著者 :書籍化されている 使えない

✖️著者はこう考える

  • 筆者・著者」と「作者」の違いは、「文章限定」か「文章以外も含まれる」か。
  • 筆者・著者」は「文章を書いた人」に使われるのに対し、「作者」は文章に限らず芸術作品を作った人」に使われる言葉。
意味の違い 使い分け
筆者・著者 文章を書いた 文章を書いた人限定で使われる
作者 芸術作品を作った 文章以外の芸術作品を作った人にも使われる