違いと使い分け!

簡単にわかる「条件」と「要件」の違い!

条件」と「要件」は、「共通する意味」とは別に、それぞれ「別の意味をもつ」言葉です。

共通する意味」と「意味の違い」は以下の通りです。

  共通する意味 違い
条件

物事を成立させるために必要な事柄

  • 約束の内容に関しての前提や制約
  • 物事が成立するために必要な事柄
要件 大切な用事

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「条件」と「要件」の違いとは?

読み方

条件・・じょうけん
要件・・ようけん

共通の意味

どちらも「物事を成立させるために必要な事柄」という共通の意味があります。

「条件」と「要件」の違い

共通の意味とは別に、それぞれ別の意味を持っています。

  違い
条件
  • 約束の内容に関しての前提や制約
  • 物事が成立するために必要な事柄
要件 大切な用事

法律用語としての「条件」と「要件」の違い

「条件」と「要件」は、日常会話としての違いとは別に、法律用語としての違いがある言葉です。

  法律用語としての違い
条件
  1. 法律行為の効力の発生又は消滅を、将来発生するかどうか不確実な事実の成否にかからせる法律行為の付款。成否が不確定な点で期限と異なる(民一二七~一三四)。

  2. 公法関係においては右の意味でのほか、期限、負担、取消権の留保等を含め行政行為の付款一般を表すものとしてこの語が用いられる場合が多い。

要件 特定の法律上の資格、行為等に必要とされる前提条件。例、「日本国民たる要件は、法律でこれを定める」(憲一〇)、「この法律において『地震保険契約』とは、次に掲げる要件を備える損害保険契約…をいう」(地震保険二②)。

【引用:有斐閣 法律用語辞典 第4版】

「要件」と「条件」の英語表現

  英語表現
要件 requirement( リクワイヤメント ):必要条件
条件 condition( コンディション ):条件

 

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サマリー

  • 条件」と「要件」は、「共通する意味」とは別に、それぞれ「別の意味をもつ」言葉。
  共通する意味 違い
条件

物事を成立させるために必要な事柄

  • 約束の内容に関しての前提や制約
  • 物事が成立するために必要な事柄
要件 大切な用事