加工されているかで簡単にわかる「皮」と「革」の違いと使い分け

「皮」と「革」の違いは、「天然か加工済みか」です。「皮」は、「動植物の天然の皮」に対し、「革」は、「動植物の天然の皮をなめし加工したもの」を表す言葉です。

英語表現など、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

皮と革の違いとは？

皮・・かわ
革・・かわ

皮・・動植物の天然の皮
革・・動植物の天然の皮を、なめし加工したもの

「皮」の意味は、「動植物の身を包んでいる膜」で、全く加工されていない天然のものを指す言葉です。

「皮」は動植物の「かわ」だけではなく、りんごやバナナなどの果実、じゃがいもなどの野菜、餃子や饅頭などの「かわ」も「皮」になります。

「革」の意味は、「動物の皮から毛を取り去り、なめし加工をしたもの」です。

なめし加工とは、動物の皮から不要なタンパク質や脂肪などを丁寧に取り除き、腐ったり固くなったりするのを防ぐために干したり薬品処理のことです。

	英語表現
皮	大型動物の分厚い皮（成牛や馬など）hide(ハイド) 中小動物の薄い皮（子牛や羊など）skin(スキン)
革	leather(レザー）

「皮」「革」とよく似た言葉に「皮革」があります。

「皮革」は、「生の皮から加工されて革になったものまで」を含めた「皮」と「革」の総称です。