違いと使い分け!

「町」と「街」の違いは、何が集まっているか!

「町」と「街」の違いは、「何が集まっているか」です。

街(まち)」は、1973年以降になって新聞や公的文書で使われるようになった読み方で、それ以前は「まち」と読むのは「町」しかありませんでした。なので、迷ったら「町(まち)」を使えば間違いありません。

意味の違い 使い分け
人や家が集まっているところ 一般的に、使われる
ビルや商店、娯楽施設などが集まっているところ 特に賑やかな地域を表す時に使われる

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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町と街の違いとは?

読み方

・・まち
・・まち

意味の違い

・・人や家が集まっているところ
・・ビルや商店、娯楽施設などが集まっているところ

「町」と「街」それぞれの意味

「町」の意味

「町」の意味は、「人や家が多く集まっているところ」です。

  • オレンジ屋根の民家が立ち並ぶ、美しい並み

「街」の意味

「街」の意味は、「商店などが立ち並ぶ、賑やかなところ」です。

  • 可愛いお店や飲食店が立ち並ぶ、賑やかな並み

町と街の使い分け

使い分け
一般的に使われる
お店や娯楽施設が集まっていて、特に賑やかな地域を表す時に使われる

1973年までは、「まち」と読む漢字は「町」だけ?

1948年に告示された「当用漢字音訓表」には、「まち」と読む漢字は「町」ひとつだけでした!

「当用漢字」は「常用漢字」の前身となるもので、終戦直後にやがて廃止されることを前提として、「当分の間用いる漢字」として制定され、新聞や公的文書などでは「この漢字以外使ってはいけない」とされていたそうです。

1947年告示された「当用漢字音訓表」

音読み 訓読み
チョウ まち
ガイ ー(なし)

1973年に改定された「当用漢字音訓表」

1973年の改訂で、「街」に「まち」という訓読みが追加されました。

音読み 訓読み
チョウ まち
ガイ まち

「市・区・町・村」の違いは何?

「市区町村」の認定には様々な要件がありますが、一番の違いは「人口規模の違い」で、この要件を必ず満たす必要があります。

人口規模の違い
80万人以上
政令指定都市 50万人以上
中核市 20万人以上
5万人以上
8千人以上
8千人未満

ちなみに、「」として認定されるのに必要な要件は、以下の通りです。

  • 人口8千人以上
  • 中心市街地に全個数の6割以上がある
  • 商工業従事者が5割以上いる

「町」と「街」の英語表現

英語表現
town
street

 
 

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サマリー

  • 「町」と「街」の違いは、「何が集まっているか
  • 「街」は比較的最近使われるようになった表現ですので、迷ったら「」を使えば間違いありません。
  • 1973年の当用漢字音訓表改定まで、新聞や公的文書では「まち」は漢字では「町」しか書けなかった
意味の違い 使い分け
人や家が集まっているところ 一般的に、使われる
ビルや商店、娯楽施設などが集まっているところ 特に賑やかな地域を表す時に使われる