「目処」と「目途」の違いは、「ゴールにたどり着くまでの意志があるかないか」だけです。
ゴールにたどり着くまでの意志の有無 | 意味の違い | |
目処 | 無:ない | 見通し |
目途 | 有:ある | 目標 |
また、「読み方」と「使われる場面」で使い分けされています。常用漢字表では「処」の音読みは「ショ・ソ」のみとされているため、新聞では「めど」を用いる際はひらがな表記とするのが一般的となっています。
違い | 「使われる場面」の違い | |
目処(めど) | 常用外漢字 | 日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われる |
目途(めど) |
常用外漢字 | 主に、ビジネスシーンで使われる |
目途(もくと) | 常用漢字 | 主に、お役所言葉として使われる(公的文書・政治家の挨拶など) |
より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
目処と目途の違いとは?
読み方
読み方の違い | |
目処 | ○ めど |
✖︎ もくと | |
目途 | ○ めど |
○ もくと |
意味の違い
ゴールにたどり着くまでの意志の有無 | 意味の違い | |
目処 | 無:ない | 見通し |
目途 | 有:ある | 目標 |
「使われる場面」の違い
違い | 「使われる場面」の違い | |
目処(めど) | 常用外漢字 | 日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われる |
目途(めど) |
常用外漢字 | 主に、ビジネスシーンで使われる |
目途(もくと) | 常用漢字 | 主に、お役所言葉として使われる(公的文書・政治家の挨拶など) |
「めど」の語源は?
「めど」の語源は諸説ありますが、「めどはぎ」という名前の植物が語源と言われています。「めどはぎ」は、易占いで使用する筮竹(ぜいちく)と呼ばれる竹棒の材料とされており、別名「めど」とも呼ばれています。
易占いは、将来を見通すことを目的としていることから、「めど」は「目標・見通し」という意味を持つようになったと言われています。
「目処」と「目途」の成り立ちの違い
「目処(めど)」は和語です。一方、「目途(もくと)」は、和製漢語と呼ばれる言葉で、「目処(めど)」を元に日本人が作った漢語です。「もくと」が元々の読み方で、後から「めど」とも呼ばれるようになりました。
違い | ||
目処(めど) | 和語 | 古来から日本で使われている言葉(大和言葉) |
目途(もくと) | 和製漢語 | 日本で漢字を使って作られた言葉 |
サマリー
- 「目処」と「目途」の違いは、「ゴールにたどり着くまでの意志があるかないか」だけ!
- 「目処」と「目途」は「読み方」と「使われる場面」で使い分けができる!
- 常用漢字表では「処」の音読みは「ショ・ソ」のみとされているため、新聞では「めど」を用いる際はひらがな表記とするのが一般的となっている。
ゴールにたどり着くまでの意志の有無 | 意味の違い | |
目処 | 無:ない | 見通し |
目途 | 有:ある | 目標 |
違い | 「使われる場面」の違い | |
目処(めど) | 常用外漢字 | 日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われる |
目途(めど) |
常用外漢字 | 主に、ビジネスシーンで使われる |
目途(もくと) | 常用漢字 | 主に、お役所言葉として使われる(公的文書・政治家の挨拶など) |