「寝る」と「眠る」はどちらも「睡眠」を表す言葉ですが、「何を表すか」で簡単に使い分けができます。
使い分け(何を表すか) | 意味の違い | |
寝る | 体勢を表す時に使われる(睡眠と体を横たえること) | 体を横たえること(体勢) |
眠る | 状態を表す時に使われる(睡眠限定) | 目を閉じて、無意識になること(状態) |
対義語など、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
寝ると眠るの違いとは?
意味の違い
寝る・・体を横たえた体勢になること
眠る・・無意識の状態になること
「寝る」と「眠る」それぞれの意味
「寝る」の意味
「寝る」の意味は、「体を横たえること」です。
「体を横たえる」という体勢を主に表す時に使われる言葉で、必ずしも睡眠状態にあるとは限りません。
- 寝ながら、電話で話をした(睡眠状態にない)
- 寝転がって、テレビを見る(睡眠状態にない)
「眠る」の意味
「眠る」の意味は、「目を閉じた状態で、意識がないこと」です。
「無意識状態」「活動していない状態」を主に表す言葉で、その時の体勢は問われません。
- 赤ちゃんがすやすやと眠っています(睡眠状態)
- 知らない間に眠ってしまった(睡眠状態)
また、「人が亡くなること」や、「物や能力が活用されていないこと」を表す時にも使われる言葉です。
- 素晴らしいコーチによって、彼の眠っていた才能が開花された。
- 祖母が永遠の眠りにつきました。
寝ると眠るの使い分け
使い分け | ||
寝る | 体勢を表す時に使われる(睡眠と体を横たえること) | 睡眠状態に入っているとは限らず、横たわっていることを表す言葉 |
眠る | 状態を表す時に使われる(睡眠限定) | 体勢は問わず、目を閉じて意識がないことを表す言葉 |
× 座って寝る(横たわっていないため使えない)
○ 座って眠る(座ったまま、目を閉じた状態で意識がないこと)
寝ると眠るの対義語
対義語 | 共通の意味 | |
寝る | 起きる | 体勢を表す |
眠る | 覚める | 状態を表す |
サマリー
使い分け | 意味の違い | 対義語 | |
寝る | 体勢を表す時に使われる(睡眠と体を横たえること) | 体を横たえること(体勢) | 起きる(体勢) |
眠る | 状態を表す時に使われる(睡眠限定) | 目を閉じて、無意識になること(状態) | 覚める(状態) |