違いと使い分け!

「お餅」と「お団子」の違いは、原材料の形状だけ!

「お餅」と「お団子」の違いは、原材料の形状だけです。

  違い(原材料の形状)
お餅 お米をのまま作られる
お団子 お米を粉状にして作られる

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「お餅」と「お団子」の作り方の違い

「お餅」の作り方

「お餅」の作り方は、蒸したお米を米粒のまま杵でつく。

「お団子」の作り方

  • 「お団子」の作り方は、まずお米を粉状したものに水分を加えてこねる
  • そして、出来上がった生地を丸めた後、茹でたり蒸したりする。

「お団子」の名前の由来は?

元々「粉を一つにまとめたもの」という意味で「団粉(だんこ)」と呼ばれていた時代があり、それがいつからか「団子」と呼ばれるようになったと言われています。

お餅とお団子の歴史

縄文時代の後期には、すでに「お餅」が誕生、その後平安時代になってから「お団子」が作られるようになったとされています。

お団子と白玉の違いは?

「お団子」と似たものに「白玉」があります。「白玉」は、もち米を製粉して作った「白玉粉」から作られているお団子の名前です。

  主な原材料
お団子 お米を製粉したもの
白玉 白玉粉:もち米を製粉したもの

みたらし団子の起源は?

京都の下鴨(しもがも)神社で誕生?

「みたらし団子」が誕生したのは鎌倉時代の後期。

後醍醐天皇が、下鴨神社にある「御手洗(みたらし)池」で5つもの泡を見たのがきっかけと言われています。

御手洗(みたらし)池は地下から水が湧き出ているため、時折池の中から泡が出現する現象があり、とても縁起がよいものとされていました。

泡を1つ見られただけでも縁起がいいのに、後醍醐天皇が参拝した際は、なんと5つもの泡が出現!!

この出来事がきっかけとなり、下鴨神社では元々串に刺さずに神様へお供えしていたお団子を、串に刺した状態でお供えする形に変更。泡の数と同じ1串に「5個」刺して、お供えするようになりました。

やがて、醤油だれで味付けした「みたらし団子」が神社の境内のお茶屋さんで売られるようになりました。泡が出現した状況と同じ、「1個目のお団子」と「他の4個のお団子」の間を空けて串に刺されていたそうです。

「団子」は、串に何個刺されているの??

みたらし団子は4個!きっかけは4文銭コインの誕生?

「みたらし団子」が誕生した当時は、団子は1串に5個刺されていましたが、次第に1串4個に!そのまま定着し、現在に至っています。

団子が4個に1つ減った理由は、1768年に4文銭コインが誕生したことがきっかけと言われています。

江戸時代になると、「みたらし団子」は京都から江戸まで伝わり、1串5文銭で売れていました。ところが、4文銭コインが誕生したことにより、ワンコインで支払える利便性から1串4文銭に値下げ、同時に儲けが減らないように団子の数も減らされました。

花見団子は3個!生みの親は豊臣秀吉!!

「花見団子」の誕生は安土桃山時代で、生みの親は「豊臣秀吉」と言われています。

天下を取った秀吉が、お花見に招待したお客さんを驚かせるために、「何かまだ誰も見たことのないお団子を」と考えたのがきっかけで誕生しました。

当時はまだ1串5個のみたらし団子が主流でしたが、秀吉は「日本の四季を表した3色のカラフルなお団子」を思い付きました。

  • に咲く桜の「ピンク
  • に降る雪の「
  • に茂る葉っぱの「

そして、秋を表すお団子がないのには、2つの理由がありました!(秋がない→あきない

  • 花見団子を食べ飽きないようにとの「あきない
  • 商い(あきない)が繁盛するようにと

秀吉がお花見用に作った3色の綺麗なお団子は、そのまま全国に広まり、現在に至っていると言われています。
 

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サマリー

「お餅」と「お団子」の違いは、原材料の形状だけ!

  違い(原材料の形状)
お餅 お米をのまま作られる
お団子 お米を粉状にして作られる