「音読み」と「訓読み」の違いは、「聞いただけで意味がわかるかわからないか」です。
違い | ||
訓読み | 聞いただけで意味がわかる | 日本語に漢字を当てはめた読み方 |
音読み | 聞いただけでは意味がわからない | 中国語の発音と同じような読み方 |
「音読み」と「訓読み」の見分け方など、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
音読みと訓読みの違いとは?
意味の違い
音読み・・中国語の発音を元にしているため、聞いただけでは意味がわかりにくい
訓読み・・日本語に、漢字を当てはめた読み方のため、聞いただけで意味がわかることが多い
「音読み」と「訓読み」それぞれの意味
「音読み」の意味
「音読み」は、中国の発音を元にした読み方です。漢字が日本に伝わったのは、5〜6世紀頃と言われていますが、当時遣唐使として中国に派遣された人や留学した僧が、日本に持ち帰ったとされています。
例えば、中国語の「山」の発音は「shan・シャン」で、日本人の耳には「サン」のように聞こえる音です。
「訓読み」の意味
「訓読み」は、日本語に漢字を当てはめた読み方です。
日本に元々あった「やま」という日本語と同じ意味を持つ漢字は「山」だったため、「山」の訓読みは「やま」となったそうです。
音読みと訓読みの見分け方
意味 | 辞書表記 | 送り仮名 | |
訓読み | 聞いただけで意味がわかる | 日本独自の読み方のため「ひらがな」 | つくことがある |
音読み | 聞いただけでは意味がわからない | 外来語のため「カタカナ」 | つかない |
- 「駅」や「席」など読み方が一つしかないものは、「音読み」
- 「本」(ホン)など最後の文字が「ン」で終わるのは「音読み」
- 濁音やラ行で始まる読み方は、「音読み」
- 読み方が4字以上は「訓読み」 「音読み」の読み方は、必ず3字以下
「音読み」か「訓読み」の見分けに迷ったら、漢和辞典を引くと、「音読み」は「カタカナ」、「訓読み」は「ひらがな」で表記されているので、簡単に確認ができます!
サマリー
- 「訓読み」は元々あった「日本語」に漢字を当てはめた読み方なので、聞いただけでも意味がわかる
- 「音読み」は「中国の発音」が元になっている外来語なので、聞いただけでは意味がわからない
違い | ||
訓読み | 聞いただけで意味がわかる | 日本語に漢字を当てはめた読み方 |
音読み | 聞いただけでは意味がわからない | 中国語の発音と同じような読み方 |