「笹」と「竹」は、ずっと剥がれないものが「笹」、外皮が成長によって剥がれるものが「竹」という簡単な見分け方があります。
見分け方(外皮) | |
笹 | 茎の節に外皮が残る |
竹 | 成長すると外皮が剥がれ落ちる |
外皮以外の見分け方や英語表現など、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
笹と竹の4つの違い
笹と竹の違いその1:外皮
外皮 | |
笹 | 茎の節に外皮が残る |
竹 | 成長すると外皮が剥がれ落ちる |
「たけのこの皮」が、「竹の皮」です。たけのこが成長すると共に、竹の皮も自然に剥がれ落ちます。
笹と竹の違いその2:成長後に節から出てくる枝の数
成長後に節から出てくる枝の数 | |
笹 | 5〜6本 |
竹 | 2本 |
このように、竹の節という場所から枝が生えてくるのですが、このイラストのように2本だと「竹」、沢山生えていたら「笹」になります。
笹と竹の違いその3:葉脈
肉眼で区別するのは困難ですが、葉っぱの模様が異なります。
葉脈 | |
笹 | 平行脈 |
竹 | 格子脈 |
「笹の葉」は、このようにたてに伸びる平行脈
「竹の葉」は、このように格子状の葉脈
笹と竹の違いその4:生息地
主な生息地 | |
笹 | 寒冷地 |
竹 | 温暖な地域 |
笹と竹:大きさだけでは区別できない!
8メートルほどの笹、2メートルほどの竹も存在する!
基本、「竹」は何メートルもの高さに大きく育ち、「笹」は人間の背丈ほどの高さまでしか育ちませんが、厳密に大きさだけで区別することはできません。
なぜなら、笹の中にも8メートルほどにもなる巨大な笹がありますし、竹でも2メートルほどにしかならない小さな種も存在するからです。
笹と竹の共通点
どちらも、「イネ科タケ亜科」の植物です。
共通点 | |
笹 | イネ科タケ亜科の植物 |
竹 |
笹と竹の英語表現
英語表現 | ||
笹 | sasa(ササ) | 日本特有の植物とされているため、そのまま”ササ”と呼ばれています。 |
竹 | bamboo(バンブー) |
サマリー
- 「笹」と「竹」は、どちらも「イネ科タケ亜科の植物」
- ずっと剥がれないものが「笹」
- 外皮が成長によって剥がれるものが「竹」
共通点 | |
笹 | イネ科タケ亜科の植物 |
竹 |
外皮 | 節から出てくる枝の数 | 葉の模様 | 大きさ | 主な生息地 | |
笹
sasa |
茎の節に外皮が残る | 5〜6本 | 格子状 | 小さめ | 寒冷地 |
竹
bamboo |
成長すると外皮が剥がれ落ちる | 2本 | 平行 | 大きめ | 温暖な地域 |