「思慮」「思料 」「 思量」は、口語に置き換えると違いが一目でわかります!また、論理性の有無の違いもあります。
意味の違い:口語 | 違い:論理性の有無 | 使い分け | |
思慮(しりょ)します。 | よく考えてみます | 有:慎重に考えるという意味合いが強い | 日常会話で使われる |
思料 / 思量(しりょう)します。 | 思います | 無:思うということを、ただ難しく言い換えたもの | 主に、法律業界用語として使われる |
「思料」と「思量」の意味に違いはありません。
より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
「思慮」と「思料 / 思量」の違いとは?
読み方
思慮・・しりょ
思料 / 思量・・しりょう
意味の違い
意味の違い | |
思慮 | 慎重によく考えること |
思料 / 思量 | 思うこと |
論理性の有無の違い
論理性の有無の違い | |
思慮 | 有:論理性が重んじられる |
思料 / 思量 | 無:論理性は特になし |
「思慮」と「思料 / 思量」それぞれの意味
「思慮」の意味
「思慮」とは、「注意深くよく考えること」です。また、「その考え」を表す時にも使われる言葉です。
- 思慮が足りない
- 思慮深い性格
「思料 / 思量」の意味
「思料 / 思量」とは、「思うこと、考えること」です。
主に、法律業界用語として使われています。
- 思料 / 思量します。(〜と思います。)
- 思料 / 思量できます。(〜と考えることができます。)
「思慮」と「思料 / 思量」の使い分け
使い分け | |
思慮 | 日常会話で使われる |
思料 / 思量 | 主に、法律業界用語として使われる |
昔は「思料/思量」も日常会話で使われていた?
芥川龍之介など、明治時代から大正時代にかけて活躍した文学者は、「思料」や「思量」という言葉を作品の中で使っています。そのため、当時は一般的に使われる言葉だったことも考えられます。
ただし、今は日常会話で使われることはなく、もっぱら法律業界用語として使われています。
サマリー
- 「思慮」「思料 」「 思量」は、口語に置き換えると違いが一目でわかる!
- 論理性の有無の違いもある。
- 「思料」と「思量」の意味に違いはない。
意味の違い:口語 | 違い:論理性の有無 | 使い分け | |
思慮(しりょ)します。 | よく考えてみます | 有:慎重に考えるという意味合いが強い | 日常会話で使われる |
思料 / 思量(しりょう)します。 | 思います | 無:思うということを、ただ難しく言い換えたもの | 主に、法律業界用語として使われる |