違いと使い分け!

簡単に分かる「薦めると勧める」「勧めると奨める」の違いと使い分け!

薦める」と「勧める」の違いは、「対象が何か」です。「薦める」は「人や物」、「勧める」は「行為」が対象という違いがあります。

  意味の違い 使い分け
薦める

人や物が採用されるように促すこと

  • お気に入りの本を薦める

推薦:良い物や人を紹介したい時に使われる

用例】この本、あなたにおすすめです!

勧める

行為を促すこと

  • 読書を勧める

勧誘:相手が何か行動するように働きかけたい時に使われる

用例】あなたは、もっと本を読んだ方がいい!

勧める」と「奨める」は同義語です。どちらも「相手に行為を促すこと」という意味を持つ言葉で、意味に違いはありません

違いは、「常用漢字」か「常用外漢字」かです。そのため、迷ったら常用漢字の「勧める」を使えば間違いありません。

  違い 使い分け
勧める 常用漢字

常用漢字を使わないといけない時に使われる

  • テストなどの教育現場
  • 新聞
  • 公的な文書など
奨める 常用外漢字 私的な手紙やメールなど、常用漢字を使う必要がない場面で使われる

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「薦める」「勧める」「奨める」の違いとは?

読み方

薦める・・すすめる 
勧める・・すすめる 
奨める・・すすめる

意味の違い

薦める」と「勧める・奨める」の違いは、「すすめる対象」です。「薦める」の対象は「人や物」、「勧める・奨める」の対象は「行為」です。

】本の場合

  • 本の購入()➡︎おすすめの「」を薦める
  • 本を読むこと(行為)➡︎この本を「読むこと」を勧める(奨める)
  意味の違い:すすめる対象
薦める 人や物が採用されるように促すこと
勧める・奨める 行為を促すこと

「勧める」「勧める」「奨める」それぞれの意味

「薦める」の意味

「薦める」とは、「人や物などの良い点を述べて、採用を促す」ことです。

人に何かを「推薦」する時に使われる言葉です。

「勧める」と「奨める」の意味

「勧める」と「奨める」は同義語で、意味は「相手に行為を促すこと」です。

相手を「勧誘」「奨励」する時に使われる言葉です。

「薦めると勧める」「勧めると奨める」の使い分け

「薦める」と「勧める」の使い分け

  使い分け
薦める 推薦:良い物や人を紹介したい時に使われる
勧める 勧誘:相手が何か行動するように働きかけたい時に使われる

「勧める」と「奨める」の使い分け

  • 勧める・・常用漢字
  • 奨める・・常用外漢字
  使い分け
勧める

常用漢字を使わないといけない時に使われる

  • テストなどの教育現場
  • 新聞
  • 公的な文書など
奨める 私的な手紙やメールなど、常用漢字を使う必要がない場面で使われる

「薦める」「勧める」「奨める」の英語表現

薦める」「勧める」「奨める」の英語表現は「recommend」です。

  英語表現
薦める recommend ( リコメンド )
勧める
奨める

 

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サマリー

  • 薦める」と「勧める」の違いは、「対象が何か」。
  • 薦める」は「人や物」、「勧める」は「行為」が対象という違いがある。
  • 勧める」と「奨める」は同義語どちらも「相手に行為を促すこと」という意味を持つ言葉で、意味に違いはない。
  • 勧める」と「奨める」違いは、「常用漢字」か「常用外漢字」か。迷ったら常用漢字の「勧める」を使えば間違いない。

  意味の違い 使い分け
薦める

人や物が採用されるように促すこと

  • お気に入りの本を薦める

推薦:良い物や人を紹介したい時に使われる

用例】この本、あなたにおすすめです!

勧める

行為を促すこと

  • 読書を勧める

 

勧誘:相手が何か行動するように働きかけたい時に使われる

用例】あなたは、もっと本を読んだ方がいい!

  違い 使い分け
勧める 常用漢字

常用漢字を使わないといけない時に使われる

  • テストなどの教育現場
  • 新聞
  • 公的な文書など
奨める 常用外漢字 私的な手紙やメールなど、常用漢字を使う必要がない場面で使われる