学びの有無に注目したら簡単にわかる体験と経験の違いと使い分け

「体験」と「経験」は、どちらも「自分が実際に見たり聞いたり、行ったこと」を指しますが、「経験」はそれに加えて、「その行動から得た知識や技能など」も含まれます。

英語訳や使い分けなど、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

体験と経験の意味の違いとは？

体験・・自分が実際に見たり聞いたり、行ったこと
経験・・自分が実際に見たり聞いたり、行ったこと、そこから得た学び

「体験」は、「自分が実際に見たり聞いたり、行ったこと」それ自体を表す言葉です。

その行動から何かを学んで次に繋げることを目的としていないため、その場限りで完結するものばかりです。

「経験」は、「体験したこと」に加えて、「そこから学び、知識や技能を身につけたこと」を表す言葉です。

つまり「体験」を「経験」に変えるには、「その後の人生に影響を与えるような学び」が必要ということになります。

「体験」＋「学び」→「経験」

	行動	学び
体験	人前で初めて演奏した
経験	人前で初めて演奏した	練習でできたことも、本番ではできなくなることがあることがわかった

ちなみに、「体験」と「経験」を英語に訳すると「experience(エクスペリエンス）」で、同じ単語になります。