「豆苗(とうみょう)」と「かいわれ大根」は、どちらもスプラウト(食用にする植物の新芽)です。
「豆苗」は「えんどう豆の新芽」、「かいわれ大根」は「大根の新芽」という違いがあります。
意味の違い | |
豆苗(とうみょう) | えんどう豆の新芽 |
かいわれ大根 | 大根の新芽 |
より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
「豆苗」と「かいわれ大根」の違いとは?
読み方
豆苗・・とうみょう
かいわれ大根・・かいわれだいこん
「豆苗」と「かいわれ大根」は、どちらも「スプラウト」!
「豆苗(とうみょう)」と「かいわれ大根」は、どちらもスプラウトという共通点があります。
「スプラウト」とは、「発芽直後の植物の新芽」のことを指す言葉です。
これから成長するために必要な栄養やパワーを最も豊富に含んだ状態で、「天然のサプリメント」とも呼ばれています。
意味の違い
意味の違い | |
豆苗 |
えんどう豆の新芽
|
かいわれ大根 |
大根の新芽
|
見た目の違い
見た目の違い | |
豆苗 | |
かいわれ大根 |
新芽の形が、二枚貝が割れたように見えることから、「かいわれ(貝割れ)」と呼ばれている |
味の違い
味の違い | |
豆苗 | お豆のような甘みが感じられる |
かいわれ大根 | ピリッとした辛さがある |
食べ方の違い
食べ方の違い | |
豆苗 |
主に、加熱して食べる 炒め物・お浸し・お鍋など |
かいわれ大根 |
主に、生のまま食べる サラダ・和え物・味噌汁やスープ・手巻き寿司・炒め物など |
栄養素の違い:可食部(生)100gあたりの数値
「豆苗」と「かいわれ大根」は、どちらも豊富な栄養成分が含まれています。
「β-カロチン当量」「レチノール活性当量」「パントテン酸」の数値は、「豆苗」は「かいわれ大根」の倍以上もあります。
ただし、「かいわれ大根」には「イソチオシアネート」という特有の辛み成分が含まれています。この成分は、カラシやワサビにも多く含まれています。
栄養成分 | 豆苗 | かいわれ大根 |
β-カロチン当量(µg) | 4100 | 1900 |
レチノール活性当量(µg) | 340 | 160 |
ビタミンK(µg) | 280 | 200 |
葉酸(µg) | 91 | 96 |
パントテン酸(mg) | 0.80 | 0.29 |
ビタミンC(mg) | 79 | 47 |
参照元:「文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
歴史の違い
歴史の違い | |
豆苗 | もともとは、中国発祥の高級食材。1970年代頃から安定して供給されるようになったため、一般家庭に浸透。 |
かいわれ大根 | 平安時代には食べられていた。1960年代頃までは高級品。1970年代頃から安定して供給されるようになったため、一般家庭に浸透。 |
「豆苗」は何度も収穫できる?
「豆苗」は、「再生栽培」ができる野菜
「豆苗」は強い再生力を持ちます。そのため食べ終えた後、再び育てて食べることができます。
葉と茎を食べ終わった後、根を水に浸しておくと、新しい芽が伸びてきます。だいたい7〜10日で再収穫できます。
再収穫の目安は2回まで!
再収穫の目安は2回までです。つまり、一度買うと3回も食べられるということです。それ以上になると、著しく成長が弱くなる傾向にあります。
また、夏は容器内の水温が上がってしまうため、注意が必要です。腐ったり、カビが生えやすくなっています。
サマリー
- 「豆苗(とうみょう)」と「かいわれ大根」は、どちらもスプラウト(食用にする植物の新芽)
- 「豆苗」は「えんどう豆の新芽」、「かいわれ大根」は「大根の新芽」という違いがある
意味の違い | |
豆苗(とうみょう) | えんどう豆の新芽 |
かいわれ大根 | 大根の新芽 |