違いと使い分け!

簡単にわかる「務めると勤める」「努めると勉める」の違いと使い分け!

務める」と「勤めるの違いは、「役目を受けもつ」か「勤務すること」です。また、「勤める」には「仏道に励む」という意味もあるという違いがあります。

  意味の違い 使い分け
務める 役目を受けもつこと 何かしらの役割や任務を引き受け、その仕事をすることを表す時に使われる
勤める

勤務すること

会社や役所などの組織に勤務し、その組織の仕事をすることを表す時に使われる

仏道に励むこと

仏道に励むことを表す時は、こちらが使われる

努める」と「勉めるは、どちらも「努力して何かを行う」という意味を持つ言葉で、基本的な意味は同じです。

違いは、「努める」は常用漢字に対し、「勉める」は常用外漢字ということです。迷ったら、常用漢字の「努める」を使えば間違いありません

  違い 使い分け
努める 常用漢字

常用漢字を使わないといけない時に使われる

  • テストなどの教育現場
  • 新聞
  • 公的な文書など
勉める 常用外漢字 私的な手紙やメールなど、常用漢字を使う必要がない場面で使われる

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「務める」「勤める」「努める」「勉める」の違いとは?

読み方

全て「つとめる」と読みます。

  読み方
務める つとめる
勤める
努める
勉める

意味の違い

  意味の違い
務める 役割や任務を引き受け、その仕事をすること
勤める

1、会社や役所などで働くこと
2、仏道に励むこと
努める 一生懸命、努力すること
勉める

「務める」「勤める」「努める」「勉める」の使い分け

「務める」と「勤める」の使い分け

  使い分け 用例
務める 何かしらの役目を受けもつことを表す時に使われる
  • 代理人を務める
  • 主役を務める
  • 幹事を務めた
勤める 会社などで働くこと仏道に励むことを表す時に使われる
  • 会社に勤める
  • 病院に勤める
  • 法事を勤める

「努める」と「勉める」の使い分け

「努める」と「勉める」はどちらも「努力する」という意味を持ち、基本的な意味に違いはありません。

使う場面によって使い分けがされていますが、迷ったら常用漢字の「努める」を使えば間違いありません。

  違い 使い分け:使う場面 用例
努める

常用漢字

常用漢字を使わないといけない時に使われる

  • テストなどの教育現場
  • 新聞
  • 公的な文書など
  • 勉学に努める/勉める
  • 問題解決に努める/勉める
  • 泣かないように努める/勉める
勉める 常用外漢字 私的な手紙やメールなど、常用漢字を使う必要がない場面で使われる

     

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サマリー

  • 務める」と「勤めるの違いは、「役目を受けもつ」か「勤務すること」。
  • また、「勤める」には「仏道に励む」という意味もあるという違いがある。
  • 努める」と「勉めるは、どちらも「努力して何かを行う」という意味を持つ言葉で、基本的な意味は同じ
  • 違いは、「努める」は常用漢字に対し、「勉める」は常用外漢字ということ。
  意味の違い 使い分け
務める 役目を受けもつこと 何かしらの役割や任務を引き受け、その仕事をすることを表す時に使われる
勤める

勤務すること

会社や役所などの組織に勤務し、その組織の仕事をすることを表す時に使われる

仏道に励むこと

仏道に励むことを表す時は、こちらが使われる

  違い 使い分け
努める 常用漢字

常用漢字を使わないといけない時に使われる

  • テストなどの教育現場
  • 新聞
  • 公的な文書など
勉める 常用外漢字 私的な手紙やメールなど、常用漢字を使う必要がない場面で使われる