違いと使い分け!

簡単にわかる「追求」「追及」「追究」の違いと使い分け!

「追求」「追及」「追究」の違いは、「追求」のみ「追及・追究」の代わりに使われることがあるということです。そのため「追求」を使わないといけない場面で「追及・追究」を使うと間違いになるので、注意が必要です。

全て「追う」という共通の意味がありますが、以下のような違いがあります。

  違い 意味の違い
追求

汎用(はんよう)性が高く、「追及」「追究」の代わりに使われることがある

夢や理想などを追い求めること
追及 汎用(はんよう)性はなく、特定の使われ方しかしない 責任や原因などを問いつめること
追究 学問や真実などを明らかにしようとすること
  使い分けの対象の特徴 使い分け:対象
追求 ゴールがない(いつまでも追求し続ける) 主に、夢や理想などの抽象的なことに対して使われる
追及 ゴールがある(結論を見出したら追及・追究は終わる) 主に、警察や裁判に関する場面で使われる
追究 主に、学問や研究の場面で使われる

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「追求」「追及」「追究」の違いとは?

読み方

追求・・ついきゅう
追及・・ついきゅう 
追究・・ついきゅう

意味の違い

  意味の違い
追求 夢や理想などを追い求めること
追及 責任や原因などを問いつめたり、犯人を追いつめること
追究 学問や真実などを明らかにしようとすること

「追求」「追及」「追究」それぞれの意味

「追求」の意味

「追求」とは、「目的のものを、どこまでも追い求めて、手に入れようとすること」です。

追い求める」という意味を持ち、意味の幅が広いことから、「追究」「追及」の代わりに使われることもある言葉です。

  • 幸せを追求する。
  • 利益を追求する。

「追及」の意味

「追及」とは、「追いつめること。逃げるものを追うこと、追いつくこと」です。

責任や原因がどこにあるのか、厳しく問いつめることを表す時に使われる言葉です。

  • 余罪を追及する。
  • 真犯人を追及する。

「追究」の意味

「追究」とは、「わからないことを、どこまでも調べて、明らかにしていくこと」です。

学問的に不確かであったり、不明なことを、明らかにしていくことを表す時に使われる言葉です。

  • 宇宙の謎を追究する。
  • 人生の目的を追究する。

「追求」「追及」「追究」の使い分け

追求」の対象となるものは追い求め続けるものなのでゴールがありません

一方「追及・追究」の対象となるものは、「責任や原因が明確になる」「学問上の結論が出る」などといったゴールがあります

  使い分けの対象の特徴 使い分け:対象
追求 ゴールがない 主に、夢や理想などの抽象的なことに対して使われる
追及 ゴールがある 主に、警察や裁判に関する場面で使われる
追究 主に、学問や研究の場面で使われる

 

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サマリー

  • 「追求」「追及」「追究」の違いは、「追求」のみ「追及・追究」の代わりに使われることがあるということ。
  • 「追求」を使わないといけない場面で「追及・追究」を使うと間違いになるので、注意が必要!
  違い 意味の違い
追求

汎用(はんよう)性が高く、「追及」「追究」の代わりに使われることがある

夢や理想などを追い求めること
追及 汎用(はんよう)性はなく、特定の使われ方しかしない 責任や原因などを問いつめること
追究 学問や真実などを明らかにしようとすること
  使い分けの対象の特徴 使い分け:対象
追求 ゴールがない(いつまでも追求し続ける) 主に、夢や理想などの抽象的なことに対して使われる
追及 ゴールがある(結論を見出したら追及・追究は終わる) 主に、警察や裁判に関する場面で使われる
追究 主に、学問や研究の場面で使われる