違いと使い分け!

「チョッキ」「ベスト」「ジレ」の違いは「語源」だけ!

チョッキ」「ベスト」「ジレ」は、全て「下着と上着の間に着る袖のない中衣」を指し全く同じものを表す言葉です。

違いは「語源」だけです!

  違い:語源 共通の意味
チョッキ 日本語の「直着(ちょくぎ) 下着と上着の間に着る袖のない中衣


ベスト アメリカ英語の「vest
ジレ フランス語の「gilet

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「チョッキ」「ベスト」「ジレ」の違いは?

違いは「語源」のみ!

  違い:語源
チョッキ 日本語の「直着(ちょくぎ)
ベスト アメリカ英語の「vest
ジレ フランス語の「gilet

「チョッキ」「ベスト」「ジレ」の起源は?

起源は袖のない男性用の上着「ダブレット」

チョッキ」「ベスト」「ジレ」は、全く同じものを指す言葉です。

  • その起源は、15世紀後半から17世紀半ばまでヨーロッパで広まった上着の「ダブレット
  • 1650年頃、もともと上着だったものが、着丈や袖丈が短くなり、身幅も狭くなり、上着ではなく下着と上着の間に着る中衣として着られるようになり、これを「ベスト」と呼ぶようになった。
  • 18世紀、それまであった袖がなくなり、袖なしに!この袖なしベストを、フランスでは「ジレ(gilet)」、 イギリスでは「(ウェストコート(waistcoat)」と呼ぶようになった。
  由来 違い
15世紀後半〜17世紀半ば ヨーロッパの男性上着「Doublet ( ダブレット) 上着
1650年頃 ベスト(vest)誕生 袖あり中衣
18世紀 ベスト(vest) 袖なし中衣
ジレ(gilet) フランスでの呼び方
ウェストコート(waistcoat)イギリスでの呼び方

日本独自の「チョッキ」という言葉の語源

チョッキ」の語源は「直着(ちょくぎ)」が転じたものであるという説の他にも、外来語(オランダ語のjak、ポルトガル語のjaqueta、英語のjack)に由来するという説もあります。

どれが本当かは、定かではありません。

日本での呼び方の変化

  • 明治期(1868年〜1912年)袖なしの短い胴着を「チョッキ」と呼ぶようになった。これは日本のみの呼び方!
  • 1960年〜1970年ベスト」という呼び方が一般的になった。
明治期(1868年〜1912年) チョッキ 袖なし胴着
1960年〜1970年 ベスト

今では「チョッキ」はほどんど使われていない?

「グーグルトレンド」というネット上で検索している人の数がわかるツールでチェックしてみると、今では「チョッキ」がほとんど使われていないのがわかります。

引用元:グーグルトレンド

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サマリー

  • チョッキ」「ベスト」「ジレ」は、全て「下着と上着の間に着る袖のない中衣」を指し全く同じものを表す言葉。
  • 違いは「語源」だけ!
  違い:語源 共通の意味
チョッキ 日本語の「直着(ちょくぎ) 下着と上着の間に着る袖のない中衣


ベスト アメリカ英語の「vest
ジレ フランス語の「gilet

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