心の探究

連れ出したのは、誰だったのか

 

 

今日も、暗い部屋で
iPhoneばかり見ている姪っ子を連れ出した。

行き先は、オーガニックショップのアサイーボウル。

メニューには、
グルテンフリー、乳製品フリーの文字。

ここなら、安心して食べられる。

姉の家から、そこまで約4.3キロ。

歩けば、1時間ほどの距離だ。

「行こうか」と声をかけると、
父も母も、何の迷いもなく「行く」と言った。

来週79歳になる父と、74歳の母。

その軽さに、少し驚く。

外に出ると、日差しは強く、
じわじわと体力が奪われていく。

正直、楽な道のりではない。

歩きながら、
「遠かったかな」と思う瞬間もあった。

それでも、誰も弱音を吐かない。

姪っ子も、さっきまでの様子が嘘みたいに、
スタスタと先頭を歩いていく。

私は、必死でその後を追う。

少し遅れて歩く両親。

それでも母は、道端に咲く花を楽しむ余裕がある。

みんなを連れ出しているつもりだった。

でも実際は、
ただ「行こう」と決めて動くそのエネルギーに、
私のほうが引っ張られていたのかもしれない。

強い日差しの中、
少し息を切らしながらも歩き続ける。

その時間さえ、どこか心地よかった。

🌻脳内ルール
無理はできない

やってみると、動ける

初出 : X @hanahanahealing