心の探究

翻訳アプリと、つぶらな瞳

 

 

私には、13歳のハーフの姪っ子がいる。

彼女は日本語が話せない。

小さい頃は話していたけれど、いつのまにか話さなくなっていた。

数年前、姉家族が日本に来たとき、私はGoogle翻訳を片手に、
姪っ子と遊んでいた。

ある日、彼女がつぶらな瞳で私をじっと見つめて言った。

「翻訳アプリがないと、あなたと話せないのがさみしい…」

胸がキュッと締めつけられた。

今まで、外国人を前にうまく話せず悔しい思いをしたことは何度もあった。

でも、こんなに心に刺さったのは、はじめてだった。

よし、可愛い姪っ子のために英語をマスターしてやる!

……と言いたいところだけど、今の私には、そのエネルギーはない。

そこで私は笑って、こう言った。

「あなたが日本語を覚えた方が早いよ」

彼女は、満面の笑みで頷いた。

なんだか、その笑顔が、私の胸を少しだけ軽くした。

先月から、学校で日本語の授業が始まったらしい。

数日後からしばらく、彼女の家にお世話になることになった。

日本語で、何を話そう。

どんなことを伝えたら、彼女の小さな胸に届くだろう。

🌻脳内ルール
英語が話せないと、つながれない

言葉が違っても、つながりた

初出 : X @hanahanahealing