「ギャーーッ、なんてこった」
大切な仲間のお別れ会。
場所はイタリアンレストランだった。
私は、小麦粉や乳製品、砂糖などで
アレルギー症状が出る。
予約しているコースメニューには、
リゾットやお肉のグリルの文字。
「もしかしたら、食べられるものがあるかもしれない」
そう思って、ダメ元でお店に相談に行った。
すると申し訳なさそうな顔で
「小麦粉抜きのメニューはないんです…」
と言われた。
やっぱり難しいか。
そう思ったけれど
「シェフに相談して連絡します」と言われ、
待つことにした。
そして返ってきた言葉は、
私の想定外のものだった。
「◯◯様だけ、
安心して食べられるものを
持ち込んでいただいて大丈夫ですよ。
皆さんと一緒に、お食事を楽しんでください。」
えっ、いいの?
当日、私は
成城石井で買ったカットフルーツを持って行った。
みんながコース料理を楽しむ横で、
私はフルーツを食べていた。
誰も、何も言わなかった。
事前に「びっくりするといけないから」と
理由を伝えて、
スルーしてねとお願いしていたからだ。
みんなは本当に、
何も言わずにスルーしてくれた。
そのおかげで、
私はみんなと同じテーブルで、
同じ時間を過ごすことができた。
そのとき、ふと思った。
もしかしたら世界は、
私が思っているより
ずっと優しいのかもしれない。
🌻脳内ルール
私は我慢しないといけない
迷惑をかけてはいけない
↓
みんなが私を助けてくれる