「あぁ、やっぱり日本がいい……」
関西空港に着いて、家に帰るまでの間、
気づけば何度もその言葉が口からこぼれていた。
オーストラリアで過ごした時間は、とても楽しかった。
姉や姪っ子に会えて、
きれいな景色を見て、
たくさんのやさしさに触れた。
それでも、帰ってくると、ほっとした。
日本語が聞こえること。
静かな空気。
お風呂。
見慣れた景色。
それらが、思っていた以上に、自分を安心させてくれた。
子どもの頃の私は、ずっと居場所を探していた。
家の中にも、学校にも、自分の居場所がない気がしていた。
世界地図を見ながら、
遠いどこかに、本当の居場所がある気がしていた。
そこに行けば、きっと楽になれる。
そう思っていた。
大人になって、その“どこか”を探すように、
いろいろな国へ行った。
でも、どの国に行っても、そんな場所はなかった。
むしろ、日本にいるときより、ずっと疲れてしまった。
旅行なら楽しい。
でも、私がずっと探していた場所は、そこにはなかった。
帰りの電車の窓から、見慣れた景色を眺めながら、ふと思った。
もしかしたら私は、
「ここじゃないどこか」を探していたんじゃなくて、
「今いる場所で、安心して生きられる自分」を探していたのかもしれない。
子どもの頃の私に、伝えてあげたい。
あなたにぴったりの場所は、
遠くにあるんじゃない。
ちゃんと、ここにあるよ。
🌻脳内ルール
どこかに私の居場所がある
↓
ここが、私の居場所だった
初出 : X @hanahanahealing