オーストラリアにいると、自分の生真面目さが、
なんだか少し恥ずかしく感じられた。
日本にいたら、
待ち合わせに遅れることも、
予定がなかなか決まらないことも、
何度も予定が変わることも、
きっと私は、イライラしていたと思う。
でも、オーストラリアでは、不思議と「まぁ、いっか」と思えた。
窓の外には、ゆっくり流れる時間。
天気が良ければ、サーフィンに行く人がいて、
川で泳ぐ人がいて、
眠ければ、好きなだけ眠る。
仕事も学校もない日は、本当に休みなのだ。
そんな空気の中にいると、
私の中の「ちゃんとしなきゃ」まで、少しずつゆるんでいった。
いちばん驚いたのは、バスだった。
バスに乗るたび、お金を払おうとすると、
「いいから、早く乗って」
そんなふうに手で合図をされる。
チケットも発券されない。
最初は、
えっ?
払わなくていいの?
本当に大丈夫?
と、落ち着かなかった。
でも、それが1回ではなかった。
10回乗って、9回くらい。
そのたびに、私は慌てて財布をしまいながら、
なんだか可笑しくなってしまった。
大丈夫。
そんなにきっちりしなくていい。
バスの運転手さんに、そう言われている気がした。
私は、いつも何かを気にしすぎていたのかもしれない。
ちゃんとしなきゃ。
迷惑をかけちゃいけない。
予定どおりにしなきゃ。
そうやって、自分をずっと緊張させていた。
でも、
ゆるんでいい場所では、ゆるんでいい。
オーストラリアの空気が、静かにそう教えてくれた気がした。
🌻脳内ルール
ちゃんとしていない=だめ
↓
ゆるんでいい場所では、ゆるんでいい
初出 : X @hanahanahealing