違いと使い分け!

「警部」と「刑事」の違いは警察官の「階級の名称」か「俗称」か!

「警部」と「刑事」の違いは、警察官の「階級名」か「俗称」かです。

警部」は「階級名」、そして「刑事」は「巡査部長」または「巡査」の階級の「俗称」で、「私服捜査員」のことを指す言葉です。

階級は「警部」の方がです!

階級の名称 俗称
階級高い 警視総監
⬆︎ 警視監
警視長
警視正
警視
警部
警部補
巡査部長 刑事:私服捜査員
階級低い 巡査

より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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「警部」と「刑事」の違いとは?

読み方

警部・・けいぶ
刑事・・けいじ

意味の違い

意味の違い
警部 警察官の階級の名称
刑事 警察官の俗称私服捜査員のこと

  • 階級は「巡査または巡査長

「警部」と「刑事」:階級の違い

警察官の階級と役割

警察官は「キャリア」と「ノンキャリア」で分かれています。

  • キャリア・・国家公務員警部補からスタート、警視監までは順当に昇格していくと必ず到達できる。ほとんどが東大卒で、年間の採用人数は10〜15人程度。
  • ノンキャリア・・地方公務員:巡査からスタート。ノンキャリアの最高階級は「警視長」と決まっている。
階級の名称 俗称 役割
階級高い 警視総監
  • 警視庁長官の指揮を受け取る立場の階級
  • 警察庁のトップ
  • 定員は1名で、内閣総理大臣が任命した人のみが就くことができる
⬆︎ 警視監
  • キャリア警察官が順当に昇格していくと必ず到達できる階級
  • 都道府県警察本部にて本部長として勤務できる階級で、定員は40名ほどなっている
警視長
  • ノンキャリア警察官の最高階級
  • 警視庁にて課長として勤務できる階級
  • 警察官全体の約0.5%しかいない
警視正
  • 警察庁の室長や理事官といった立場で勤務できる階級
警視
  • 警察署などで課長・管理官・署長・副署長として勤務できる階級
  • 警察官全体の約3%しかいない
警部
  • 警察署などで課長として勤務できる階級
  • 「逮捕状」の請求ができるようになる
警部補
  • 警察署などで係長として勤務できる階級
巡査部長 刑事
  • 警部・警部補の補佐
  • 巡査・巡査長の指導と監督
階級低い 巡査
  • 交番や駐在所に勤務
  • パトロールや事務作業を行う

「警部」と「刑事」それぞれの意味

「警部」の意味

「警部」とは、「警察官組織の階級の名称」です。

警察官の中の階級の1つを表す言葉です。

「刑事」の意味

「刑事」とは、「刑事捜査に従事している私服警察官」の俗称(正式でない呼び名)です。警察官の階級では、「巡査」か「巡査長」のことを指します。

制服ではなく、スーツなどの私服で事件や事故の捜査にあたっています。

「捜査一課」って何するところ?

刑事ドラマでおなじみの「捜査一課」は、各都道府県の警察本部・警察署内の「刑事部」の中にある課です。「刑事」はここに所属しています。

「刑事部」は担当業務によって、以下の4つの課に分かれています。

  1. 捜査一課・・殺人、傷害、強盗、放火などの凶悪犯罪を担当
  2. 捜査二課・・詐欺・横領などの知能犯罪選挙犯罪などを担当
  3. 捜査三課・・万引き、空き巣、引ったくりなどの窃盗事件を担当
  4. 捜査四課・・暴力団に関わる犯罪を担当

 

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サマリー

  • 「警部」と「刑事」の違いは、警察官の「階級名」か「俗称」か
  • 警部」は「階級名
  • 刑事」は「巡査部長」または「巡査」の階級の「俗称」で、「私服捜査員」のことを指す言葉
  • 階級は「警部」の方が
意味の違い
警部 警察官の階級の名称
刑事 警察官の俗称私服捜査員のこと

  • 階級は「巡査または巡査長