「ポカリスエット」と「アクエリアス」の違いは「飲む目的」で、「成分」に微妙な違いがあります。
飲む目的 | 成分の違い | |
ポカリスエット | 体調不良時の、水分と栄養補給に適している | ナトリウム(塩分)と炭水化物が多く含まれている |
アクエリアス | 運動時の水分補給と、疲労回復に適している | アミノ酸やクエン酸が多く含まれている |
より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
「ポカリスエット」と「アクエリアス」の違いとは?
発売元
ポカリスエット・・大塚製薬 1980年発売開始
アクエリアス・・日本コカコーラ社 1983年発売開始
名前の由来の違い
ポカリスエット・・明るく爽やかな響きの『ポカリ』+英語で「汗sweat」を意味する『スエット』
アクエリアス・・水瓶座のラテン名『アクアリウスAquarius」の英語読み『アクエリアス』
甘味料の違い
甘味料が違うため、飲み比べた時の甘味の感じ方にも違いが出てきます。
甘味料の違い | |
ポカリスエット | 砂糖やぶどう糖果糖液糖 |
アクエリアス | スクラロース(ノンカロリーの人工甘味料) |
「ポカリスエット」と「アクエリアス」の特徴
「ポカリスエット」の特徴
「ポカリスエット」の特徴は、「栄養補給ができる」ことです。
点滴に使われる生理食塩水と同じ成分で、体に取り込まれやすいため、効率的に「水分」と「栄養」を補給することができます。
「アクエリアス」と比べて、ナトリウム(塩分)と炭水化物が多く含まれており、カロリーも「ポカリスエット」も方が高めで、食欲がない時のエネルギー補給にも適しています。
100mlあたりのカロリー
- ポカリスエット・・27kcal
- アクエリアス・・19kcal
「アクエリアス」の特徴
「アクエリアス」の特徴は、「疲労回復効果がある」ことです。
アミノ酸とクエン酸には、疲労回復効果がありますが、「アクエリアス」は、アルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシンという4種のアミノ酸と、クエン酸を多く含んでいます。
「ポカリスエット」は「飲む点滴」?
「ポカリスエット」は、「飲む点滴」をコンセプトに、「失った水分と栄養を一度に補える飲み物」として開発されました。
「手術を終えたお医者さんが、栄養補給に点滴を飲んでいたこと」から開発のヒントを得たそうです。
点滴は、体調不良の患者さんに、水分と栄養を補給するために行うものですが、大塚製薬はその点滴を作っており、点滴の成分を元に飲みやすいように味付けしたものが「ポカリスエット」です。
そのため「ポカリスエット」の成分は、点滴とほぼ同じになっているそうです。
サマリー
- 「ポカリスエット」と「アクエリアス」の違いは「飲む目的」
- 「成分」に微妙な違いがある
飲む目的 | 成分の違い | |
ポカリスエット | 体調不良時の、水分と栄養補給に適している | ナトリウム(塩分)と炭水化物が多く含まれている |
アクエリアス | 運動時の水分補給と、疲労回復に適している | アミノ酸やクエン酸が多く含まれている |
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