違いと使い分け!

相手との関係性に注目すれば簡単にわかる了解と承知の違いと使い分け

「了解」と「承知」の違いと使い分けは、以下の通りです。

使う相手 意味の違い 使い分け
了解
  • 自分と同等か自分より目下の人
  • 身内
相手の話を理解・納得すること しっかり理解したということを伝えたい時に使う
承知
  • 自分より目上の人
  • 身内以外の人
相手の申し入れや要求を理解して、受け入れること 依頼や要求などを聞き入れたということを伝えたい時に使う

意味の違いなど、より詳しい説明を知りたい方は、この記事の下で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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了解と承知の違いとは?

読み方

了解・・りょうかい
承知・・しょうち

意味の違い

了解・・相手の話の内容を理解して、納得すること
承知・・相手の話の内容を理解して、聞き入れること

「了解」と「承知」それぞれの意味

「了解」の意味

「了解」は、「相手の話の内容を理解し、納得する」という意味を持つ言葉です。ただ理解するだけでなく、納得し認めるいうニュアンスも含まれます。また「許す」という意味も含まれているため、目上の人や上司に使うと相手に不快感を与えてしまう可能性がある言葉です。

「承知」の意味

「承知」は、「相手の話の内容を理解し、受け入れる」という意味を持つ言葉です。「承知」は厳密には謙譲語ではありませんが、「承知」の「承」という文字を含むため、丁寧な表現となっています。

「承知しました」を「承知いたしました」とすると、さらに丁寧な表現となります。

了解と承知のビジネスシーンでの使い分け

使う相手
了解 自分と同等か自分より目下の人、身内
承知 自分より目上の人、身内以外の人

本来、「了解」も「承知」も「理解して認めること」を意味する言葉として目上の人に対しても使える言葉ですが、「了解」は尊敬語でも謙譲語でもないため、相手に軽い印象を与えてしまう可能性があります。そのため、「了解」は、自分と同等もしくは自分より目下の人、そして家族や同じグループに属する身内に対して使うようにしましょう。

「了解しました」と丁寧な言い方にしても、目上の人には失礼に当たります。

了解と承知の言い回し例

了解の例

  • 同僚から懇親会の連絡があった時→「懇親会の件、了解しました。」(身内)
  • 部下から、電車の遅延のため遅刻しますとメールがあった時→「遅刻の件、了解しました。」(自分より目下の人)
  • それは、家族の了解を得る必要がある。(身内)
  • 友人に頼まれごとをした時→「了解!すぐにやっておくね。」(自分と同等の人)

承知の例

  • 取引先から、納期を変更して欲しいとのメールがあった場合→「納期変更の件、承知しました。」(身内以外の人)
  • 上司から仕事確認の依頼があった時→「承知いたしました。ご依頼の件、すぐに確認して参ります。」(自分より目上の人)
  • お客様から、カタログ送付依頼があった時→の「カタログ送付の件、承知しました。」(身内以外の人)

 

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サマリー

使う相手 意味の違い 使い分け
了解
  • 自分と同等か自分より目下の人
  • 身内
相手の話を理解・納得すること しっかり理解したということを伝えたい時に使う
承知
  • 自分より目上の人
  • 身内以外の人
相手の申し入れや要求を理解して、受け入れること 依頼や要求などを聞き入れたということを伝えたい時に使う